おはようございます
あき野 由季です。
いつもありがとうございます。
5月の大型連休が終わって、なんとなく気分が落ちてきてるかな?と感じている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、そんなあなたへ♡
今日は『認知行動療法』のお話です。
認知行動療法とは……
薬を使わず、その人の考え方(心の内面)に働きかけ、改善を目指す治療法です。
もう少し簡単に言うと
何か困ったことにぶつかったときに、本来持っていた心の力を取り戻し、さらに強くすることで、困難を乗り越えていけるような心の力を育てる方法です。
この療法はアーロンベック先生が開発されたもので、心理療法で最も効果があると認められ、うつ病の患者様の治療にも取り入れられています。
日本でも2010年4月より病院で受ける場合は(医師が行う場合に限る)保険診療となりました。
最近では、テレビや新聞でも取り上げられて、多くの人に知られるようになってきています。
では、まず認知行動療法のメリットとデメリットについて少し触れたいと思います。
<メリット>
① 薬に頼らないので、副作用がない。
② 疾患の再発率が低い、予防的観点からも役立つ。
<デメリット>
① 薬物治療と比較して、速攻性があるわけではない。
長期的に取り組む必要がある。
② 認知行動療法の効果が出にくい人、合わない場合もある。
次に認知行動療法を行う期間についてですが、
標準的には約16週間と言われています。
(脳が新しいことを学習するには3か月と言われています)
最後に認知行動療法の進め方です。
1回の面接が30分。面接と面接の間には、ホームワークが出されます。
治療と治療をつなぎ、外来と日常生活を結ぶもので、面接で話し合った事を考えたり、行動してみたりする目的があります。
ホームワークといっても、学校で出されるようなものではなく、クライアント一人一人が、より早く回復する上で役に立つ課題です。
具体的な内容は、クライアントとカウンセラーが、その都度話し合いながら決めていきます。
以上が簡単ですが、認知行動療法のご説明になります。
実は認知行動療法
自分でもできるんです。
それがこの公式を使った方法です。
『5つの公式』
⑴ もう一人の自分(脳内ばあちゃん)
・頭の中に「もう一人の自分」を登場させ、慰めの言葉を言ってもらう
⑵ 他人事
・もし「友達」が同じように悩んでいたら………。何といって慰めますか?
⑶ 損得勘定
・悩んでいる出来事から得られるメリットとデメリットを考える
⑷ 過去の体験
・過去にも同じような体験をしたことはありませんか?
そのときはどう乗り越え、対処したかを思い返してみましょう
⑸未来・ミラクル志向
・10年後の自分なら、ここで奇跡が起こったなら……と想像してみると?
ご興味のある方は、以前ブログで実際に私がどう使っていたか、書いておりますので参考にしてくださいね❤️
最近では、自分の気持ちに沿わないこと(イラッとしたり、落ち込んだり)があると、自然とこの公式を使って、その都度手放すようにしています。
10秒で手放せるので、いつも真ん中の自分に戻ってくることができます。
気持ちは考えに影響されます。
今まで何十年と生きてきた自分なので、何回かの変わりたい!では、なかなかうまくはいかないでしょう。
実際のカウンセリングでも毎週宿題があることからわかるように、毎日自分の考えと向き合う時間を作って、少しづつ少しづつ手放していくことが必要です。
例えるなら玉ねぎの皮むきのようですね!
ぜひやってみてくださいね!
一度やり方を覚えてしまえば、もう悩めなくなります。(≧▽≦)
それでも、たまにドカンと大きな問題が起きるときがあります。
その時は、
「きたきたー!さぁ、このボスキャラをどう攻略するか!?」
と逆に楽しんでしまいます。(笑)
最近イラっとしたことはありますか?
おめでとうございます!
自分の考えと向き合えますね!
玉ねぎの皮をむくチャンスです!!
(*^^)v
(おっと、玉ねぎ剝きすぎは、食べるとこなくなっちゃいますね!)(^^;
(認知行動療法を教えていただいた石川先生の御本です☆)
ゆっきー🌹